2017年1月22日日曜日

XSPC D5 PHOTON 170 PUMP/RESERVOIR COMBO

正月にPC2号機を久しぶりに弄った。モチベーションは更なる静音。SilverstoneのTJ11は良い設計だと思うし、スタイルも気に入っているけど、やや剛性が弱い感じ。このケース、すべてのパーツがリベットではなく螺子止めになっていてmodしやすい反面、剛性には影響が出ているかも。8段もある5インチベイのスペースを生かすべくベイ2段に収めるD5ポンプ一体リザーバーを好んで使ってきたけど、ちょっと共振音がする。XSPC品、Koolance品どちらでも。ファンコンの設定を詰めて稼動させるようになるとちょっと気になってきたので、久しぶりの水冷メンテを兼ねてリザーバーを更新してみた。

新たに買ってみたのはガラスシリンダのXSPC D5 PHOTON 170。流路をできるだけシンプルにするため、D5ポンプとリザーバーを一体にするという路線は踏襲。防振材をうまく挟めば静かになるかな、と。








最初にペリフェラル4pinの電源と回転数信号ラインをスリーブ化。久しぶりの作業。






回転数信号ラインはBitzpowerの1/16。




リザーバー付属の防振材を貼り、昔買ったEKのリザーバーホルダーに固定。ケース側にも天然ゴムシートを挟んで防振。ホームセンターで買った長めのM3螺子+蝶ナットで固定。この位置だと、D5ポンプの底にある回転数調整ダイアルにアクセスしにくいのが難点。あと、リザーバーの固定で5インチベイカバー固定の螺子穴をふさいでしまうことになる。リザーバー固定に使う2箇所のベイカバーは片一方のみで固定することに。




このリザーバーで気になったのは、注水時に気抜きがうまくできないこと。調子に乗って注いでいると溢れちゃう。ケースを傾けながら入れると良いことに気付いた。




今回トラブったのは、ドレインバルブ分岐箇所。流量計を分岐コネクタKoolance SPL-XFR3に1/4両オスアダプタで直付けしたのだけど、スペース的に作業しにくい箇所で固定が難しかったし、流量計重量の負荷もかかるしで心配していた。実際水を流してみると、1時間ほどで赤いクーラントの漏れ始めた。下の写真の通り流量計を離して設置して解決。




D5ポンプのダイヤル5全開で回しておくと、じきに気抜きできた。この流速だとさすがにうるさいので流速を落としてみると、ダイヤル1.5くらいでも60L/minの流速は出てる。このあたりで通常使用することにしてケースを閉じた。XSPCやKoolanceの5インチベイリザーバーに比べて少し流速が高めになっている感じ。(必然的に流路にちょっと違いが出るし、ポンプ個体差もあるので参考まで。)

外見はこれまでとほとんど変わらないのだけど、稼動時にほぼ無音になった。










アイドルでファンが回っていない時に耳に付く音があると思いきや、これまで気に留めていなかったモニタから聞こえてくるジジジ...という小さな音。これが静音スパイラル?


20.1.11更新
いまだ現役使用。クーラント交換ついでに一部ハードチューブ化した様子はこちら